代表者メッセージ

船井総研という会社


船井総研は自由な会社です。創業者の船井幸雄が、自由が好きな人でした。他人に言われるのは嫌いだ、強要されて動くのは嫌だという人でした。私で4代目の社長になりますが、船井幸雄のそれを受け継いでいるわけです。上場会社の中では最も自由な会社でありたいと思っています。

船井総研の経営コンサルティングの対象は、中小企業の社長が最も多いです。そのためか「船井総研は中小企業が好き」とよく言われますが、好きという理由で多いわけではありません。コンサルティングを行う時に、現場担当者がいくら盛り上がっても社長が「No」と言えば話は前に進みません。ところが中小企業の場合、コンサルティング先の担当となるのが社長自身であることが多い。業績を上げるために意思決定を行う社長自身と直接話ができるのです。


船井総研のメンバーは、こうした社長と直接やり取りしながら、意地でも業績をあげるために、経営者と本気で付き合いたいという想いが強い人が集まっています。


グレートカンパニーをつくる

中小企業向けのコンサルタントは山のようにいます。数の上では成熟マーケットだと言えます。マーケティングの原理原則で言えば、成熟マーケットになってくると一番カンパニーに集中してきます。すべての業界で成熟してくると、一番カンパニーだけに支持が集まって、一番カンパニーだけが成長しますが、二番手以下は苦労します。我々はこの中小企業向けのマーケットに対して、一番を取りに行くスタンスでいます。まずは業界別の一番を取りに行きたい。しかし一番になるだけで良いのかと言うと、どうやらその先にもあって、一番と「一流」は違います。

一番にならないと売上は安定しませんが、売り上げも規模も一番になっても、それで業績が安定するかというとそうでもない。一番カンパニーでも潰れるかもしれない、一番カンパニーが100年続く会社になれるかというとそうでもない。ではどうするのか。一番から「一流」を目指すということも傍らにありまして、船井総研では「明日のグレートカンパニーを創る」という使命を掲げています。


グレートカンパニーとは、その「企業らしさ」を感じさせる独自のビジネスモデルがあると共に、集団と集団に帰属する個人の人間性が高いことを指しています。船井総研自体もこのグレートカンパニーでなければなりません。それを一番化の次のテーマに掲げています。


採用についてのこだわり

現在、船井総研の業績は好調です。仕事もたくさんあります。だからと言って、仕事が多いから人が欲しいというわけではありません。どんなに仕事が多くても、猫の手も借りたいほど忙しくても、猫の手は採用しません。つまり、補充採用はせず、あくまで計画採用をすると決めています。計画的に採用して、計画的に育成していきたいと思っています。そうなると新卒採用の方がキャリア採用よりも比率が上がります。


コンサルタント会社では異色な存在かもしれません。なぜなら、計画採用にこだわれば新卒社員のレートが上がるからです。通常の経営コンサルタント会社では、前職のコンサルタント経験を問う傾向が強い。いわゆる即戦力でどこにいっても活躍する人を求めています。ところが、船井総研には新卒で計画的に優秀な人を採って、時間をかけてじっくり計画的に育てるというのがベースにあります。当然、船井総研でも即戦力は求めていますが、そう簡単に出会えないとも考えています。


「転社」と「転職」

では、なぜ転職で入ってくる人を求めているか。これは「転社」と「転職」という言葉を用いて考えています。

本来、「転社」という言葉はありませんが、いわゆる、「コンサルタントの経験はあるし仕事は好きだけど、今の会社に合わない」という理由で会社を変える人は「転社」になるでしょう。それに対して、「転職」とは、「経営コンサルタントの経験がないけども、経営コンサルタントになりたい」という意味で、職を変えますから、「転職」となります。会社を変えると同時に職も変えるわけです。船井総研では“転職”する人も求めています。


前職でのコンサルタント経験が船井総研での仕事に直結するかと言えば、そうとも限りません。我々が今必要としているのは船井流のコンサルティングに合う人です。全くコンサルタントの経験がなくても、船井流のやり方が自分には合うな、という人に入社してもらいたいと考えています。


中途社員に求めるもの

新卒と中途入社では、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。船井総研に関して言えば、新卒入社の人は既にあるマーケットに手を加え拡大する、“1→100”にするのが得意なところです。一方で、中途社員はどちらかと言えば、“0→1”にする力に優れています。新しいマーケットを開拓するのは中途で入ってきた人の方が得意です。中途で入社される方には、是非とも船井総研で新しいマーケットを開拓して欲しいと思っています。

中途で入社される方に2つお願いしたいことがあります。1つは、経営コンサルタントという仕事を好きになることです。

転職して経営コンサルタントになりたい、という覚悟が本物かどうかを考えてください。「ちょっとコンサルタントになろうかな」程度なら辞めておいたほうが良い。入社してから、どこかで躓いたときにポキッと心が折れてしまいます。転職する際に、ご家族やパートナーを説得できるかどうかも大切です。職場環境も変わりますし、色んなことが変わります。新卒には3年は踏ん張れと言いますが、中途の方には一概に言えません。様々な事情もあるでしょうから、船井総研のコンサルタントがどういう働き方をしているのか最初に知っておいてください。創業者の船井幸雄を始め、船井総研社員の書籍も出ています。説得するためにも情報を事前に調べておいたほうが良いです。


2つ目は、船井総研という会社を好きになることです。仕事を好きになってもらって、さらには会社を好きになってもらいたいと考えています。コンサルタントを目指す人の中には、2~3年がんばったら自立しようという人が多いと思いますが、コンサルタントという仕事を覚えたら、「この会社にいる理由がない」となるような付き合い方はしたくないと思っています。自立しても船井総研で、船井流を磨きこむということに賛同できる人と一緒に働きたい、そう考えています。


株式会社船井総研ホールディングス 代表取締役社長 高嶋 栄


プロフィール

1980年
株式会社日本マーケティングセンター(現・株式会社船井総合研究所)へ新卒で入社。
1996年
大阪経営指導本部長。
1998年
取締役大阪経営指導本部長。経営コンサルタント部門の責任者としてコンサルタント職の育成に努め、
船井総研のコンサルティングフィールド拡大に貢献する。
2003年
取締役常務執行役員。
2004年
取締役専務執行役員。
2008年3月
代表取締役副社長。
2010年3月
代表取締役社長に就任。
2016年3月
中核事業会社である株式会社船井総合研究所の社長に中谷貴之が就任。同社と社長を兼任していた高嶋栄は、株式会社船井総研ホールディングスの社長に専任。